ひっさびさのユカリちゃんち……というか縞田家の両親の話
母目線で、糖度は低いです

最近旦那は忙しいらしく、クリスマスも年末年始もロクに帰って来ず、
時々来るメールも

「なんか休日出勤が基本になってきた（；＿；）」
「仕事がやってもやっても終わらない…
　むしろ忙しくなるし…」
「毎日終電か泊まりで仕事って体力持たない（ i　_　i ）」

なんて愚痴が中心になっている。
そんな状況なんで、
「次いつ帰ってくる？」
とは訊き辛く、クリスマスプレゼント用に買ってみたものも渡せず仕舞いなまま、
バレンタンデーが近付いてきた。

知り合った頃から、お菓子作りも人に何か贈るのも好きだったので、チョコは
基本的に手作りで、既製品だったことは殆ど無い。
既製品だった年を思い返すと、
「お前さんでもわかるような有名所の良いチョコやるから、真っ当で
　いかにもなお返し寄越せ」
との交換条件だったり、何かと忙しくて作っているヒマがなかったのでネタに
走ったりしていたような覚えがあるが、今年はとりあえずヒマはあるし、仕事
絡みの若い子に
「お菓子作れるんですか？　じゃあ、バレンタインデー楽しみにしてますｖｖ」
とはしゃがれたので、作ることは決定している。
とはいえ、わざわざ郵送するほど気合の入った物を作る訳じゃないし、どうしたものかな。
などと思いながら、買い物ついでにスーパーのバレンタインコーナーを眺めていたら、
ネタとしてはおもしろそうで、郵送しても割れたりしなそうなチョコを見つけた。
なので、そのネタチョコと、クリスマスに買った缶コーヒー柄のエコカイロをまとめて
送ることにしてみたが、ネタ物ばかりはどうかという気がしなくもなかったのと、
もしかすると４月の奴の誕生日の頃も忙殺されている可能性が高いので、２ヶ月早い
誕生日プレゼントも兼ねて仕事関係者用のチョコのラッピング用品を見に行った
雑貨屋で、何かオマケになりそうなものを探し、

「甘い香りが幸せを運びます」
とあったイチゴの砂糖と、
「桜の香りが幸せを呼びます」
とあった桜の塩のどちらかにしよう。としばし悩み、
「チョコと併せて、糖分は疲れた時に良いし」
という理由で、砂糖の方を選んでみた。


それらを、少し綺麗な紙袋に入れ、それを更にどうでも良い在り物の紙袋に
入れてガムテープで封をして、コンビニで14日着でゆうパックで出して
来たけれど、本人にはほのめかしメール以外は言っていない。

さて、どんな反応が返って来るかね。